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AI分野で出遅れているApple、開発者向けAIツール「MLX」発表 - GIZMODO JAPAN

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Google(グーグル)がAIモデルの最新版「Gemini(ジェミニ)」を発表したその影で、実はApple(アップル)も新しい自社AIをこっそり発表していました。

Appleのチップ上で動作するオープンソースの機械学習フレームワーク「MLX」。それはそれはもう目立たずひっそりと、Github上で公開されたものでした。

ホリデーシーズンに間に合うように、本日、Appleの機械学習研究から、新しいソフトウェアをリリースします。

MLXはAppleシリコン(つまりあなたのラップトップのこと!)専用に、特別に設計された効率的な機械学習フレームワークです。

と、Appleの機械学習チームのメンバーであるAwni Jannun氏がXに投稿。

この機械学習フレームワークとは、機械学習アルゴリズムの開発や実装を容易にするためのライブラリーやツールの集合のことで、主に開発者が利用するものです。このフレームワークがあることで、コーディングの精度を上げて、より効率的な開発が可能になります。

このMLXによって、いずれApple製品にAIアプリが登場するかもしれませんが、それはまだ先の話でしょう。

急激なAIの台頭に不意を突かれた

BloombergのMark Gurman氏の言葉を借りると「Appleは、急激なAIの台頭に完全に不意を突かれた」と。さらに「この件に関して、Apple社内では、不安とがっかり感が広がっている」と、事情に詳しい人物はMark Gurman氏に語ったそうです。

AppleがAIの公開に慎重な中、GoogleとOpenAIのプロダクトは、人間の知能の境界を超えるために激しいバトルを展開中。Appleがこのバトルに出遅れているのは目に見えていて、このこと自体が2023年の驚きな出来事かもしれません。

でも、Appleが人工知能に無関心なわけではありません。

Bloombergの7月の記事によると、Apple CEOのティム・クックは、「AppleGPT」と呼ばれるチャットボットサービスを社内で開発していて、社内で構築されたという大規模言語モデルAjax上で動作しています。

AppleのAI部門責任者であるJohn Giannandrea氏は、いつかSiriをジェネレーティブAIで動かしたいと考えているようですが、その日はまだ見えていません。一昔前のSiriは、魔法のようなバーチャルアシスタントでしたが、今ではChatGPTと比べて見劣りしてしまう感じが否めません。

さらにThe Informationの記事によると、昨年9月からAppleは、AIの開発に毎日数百万ドルを投じているそうです。しかし、AppleのAIチームは過去4年間大規模言語モデルの開発に取り組んでいるわけで、その投資をもってしても、少なすぎる・遅すぎる可能性があります。

AppleのMLXは、開発者向けに公開されたものであり、オープンソースAIコミュニティからは好意的に受け止められているようです。先週、MetaとIBMはオープンソースAIコミュニティを活性化させるための、AIアライアンスの設立も発表されました。

AppleのMLXは開発者向け

AppleのMLXは主に開発者を対象としており、オープンソースAIコミュニティからは好意的に受け入れられているようです。先週MetaとIBMは、オープンソースAIコミュニティを活性化させるためのAIアライアンスを設立しました。

Apple、Meta、およびIBMによるオープンソースへの取り組みを行う一方、GoogleやMicrosoft(マイクロソフト)のようなビックテック企業は、ChatGPTのようなクローズドソースAIモデルで利益をあげています。

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