[21日 ロイター] - 米マイクロソフト(MSFT.O)の基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」のサポート終了に伴って約2億4000万台のパソコンが廃棄され、埋め立てごみが増加する見通しであることが、調査会社カナリス・リサーチのリポートで明らかになった。
廃棄されるパソコンの重量は推計48万トン、自動車32万台に相当する。
マイクロソフトはウィンドウズ10のサポートを2025年10月いっぱいで終了する方針。セキュリティ更新プログラムを28年10月まで延長する計画も示しているが、料金は明らかにしていない。
パソコンやサーバーに使用されるハードディスクドライブは、電気自動車(EV)のモーターや再生可能発電に使われる材料へとリサイクルされている。磁石メーカー幹部によると、ハードディスクは寿命が尽きる前に廃棄されることが多く、レアアース(希土類)磁性材料の廃棄物が大量に生まれる。
電池リサイクルを手掛けるレッドウッド・マテリアルズによると、電池はほぼ無限にリサイクル可能で、リチウム、コバルト、ニッケル、銅などの金属が回収できるという。
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