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40年間指先に磁石を埋め込んだイカサマ師、除去した理由は? - GIZMODO JAPAN

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たしかにギャンブルは勝ちたいけどさ。

最近は身に着ける機器を「ウェアラブル・デバイス」なんて呼んでいますが、40年も昔に自らの指先に磁石を埋め込んだ猛者がいました。

それがこのたび摘出されたのですが、その理由がちょっと「そんなことで?」という感じなんです。

医師の投稿で世界が仰天

ほほ笑みの国タイ王国チョンブリー県にて、X線クリニックを開業をしているWat Lun医師。彼は事例の紹介として、Facebookで施術に関する投稿をすることがあります。

ですが最近公開されたひとつには、爪のような形の黒い物体がふたつと、縫合した指先の写真が…。内容はまるでバラエティー番組で取り挙げられるようなものでした。

信じられないことに、この患者は40年もの間、左手の中指と薬指に磁石を埋め込んでいました。それはhigh-low(ハイロー)のためで、金属のサイコロを振っていました。除去した理由は、飛行機に乗る時、金属探知機に引っかかることを恐れてのこと。取り除いたら磁石の板がありました

投稿には縫合したばかりの指先と磁石の写真が掲載されています。閲覧注意です。元の投稿はこちら

「ハイロー」とは

現地では「スーン タム」と呼ばれる「ハイロー」は、3つのサイコロを振った出目が何かを予想するゲーム。役の強さで競う日本の「チンチロリン」より、ルーレットに近いかもしれません。3つを足した数が高いか低いかでも賭けられ、非常にポピュラーな博打なのだそうです。

人体のガジェット化

患者は他人の目を盗み、絶妙なテクニックで出目を操っていたのでしょうね。自分が勝つためでもあるでしょうし、相手を負かしたい場合にも活躍する、魔法の指だったのだと思います。

40年間も埋め込み続けたのなら、おそらく他人にバレなかったのかもしれません。そんなに豪胆な人物なのに、飛行機に乗りたくて取り除いたというのは、実は小心者なのでしょうか? そこは賭けに出たくなかったようです。

Source: Facebook(閲覧注意), ODDLYCENTRAL via Boing Boing
Reference: 世界遊戯博物館, とんかつのタイ・タイ語・タイ文化

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