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X線衛星「XRISM」の安定動作を確認、3カ月後にも実運用へ=JAXA - MITテクノロジーレビュー

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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2023年9月11日に、9月7日に打ち上げたX線分光撮像衛星「XRISM(クリズム)」から受信したテレメトリにより、太陽電池パドルの電力発生や地上との通信、これらの維持に必要な姿勢制御が正常であり、軟X線分光装置「レゾルブ(Resolve)」の冷却システムも安定動作していることを確認したと発表した。今後、約3カ月間かけて衛星搭載機器の機能確認などを実施する「初期機能確認運用期間」を経て、実運用へと移行する。

XRISMは、2016年2月に打ち上げられたX線観測衛星「ひとみ(ASTRO-H)」の後継にあたる(ASTRO-Hは事故のため、同年3月に運用を停止した)。広い視野をもつX線撮像器と極超低温に冷やされたX線分光器を使って、銀河を吹き渡る風である高温プラズマの速度や含まれる元素を高精度で測定。星や銀河、銀河の集団が作る大規模構造の成り立ちを、これまでにない詳しさで明らかにすることを目指す。

JAXAは2023年9月7日8時42分11秒(日本標準時)に、XRISMおよび小型月着陸実証機「スリム(SLIM)」を搭載した「H-IIA」ロケット47号機の鹿児島県種子島宇宙センターからの打ち上げに成功。同ロケットが計画通り飛行し、XRISMは打上げから約14分09秒後、SLIMは約47分33秒後にロケットから正常に分離されたことを確認した。SLIMについてJAXAは同日、太陽捕捉制御について完了したことを確認し、探査機の状態が正常であることを発表している

(中條)

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