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『クライシス コア -FF7- リユニオン』発売直前動画付きレビュー。オリジナル版らしさは残しつつ、遊びやすくアップデート。バスターソードを入手してからさらに爽快に! “熟練度”で愛着も | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com - ファミ通.com

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 2022年12月13日にいよいよ発売されるスクウェア・エニックスのアクションRPG『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン』(対応機種はNintendo Switch、プレイステーション5、プレイステーション4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC)。

※Steam版は2022年12月14日(水)配信予定

 本作は2007年9月13日にPSP(プレイステーション・ポータブル)用ソフトとして発売された『クライシス コア -FFVII-』のHDリマスター版となるが、ただのリマスターではなく、リメイクに近いほど、そのクオリティーはアップしている。

 本稿では、そんな『クライシス コア -FFVII- リユニオン』の特徴をまとめて紹介しつつ、本作をクリアー(ミッションの達成率は30%程度)した筆者のレビューをお届け。

※ネタバレには配慮していますが、少しでも気にされる方はご注意ください。また、プレイしたのはプレイステーション5版で、ボタン表記もプレイステーション5に準拠しています。

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『クライシス コア -FFVII- リユニオン』発売直前レビュー記事動画

『FFVII リバース』に備えてザックスの生き様を心に焼き付けたい

 本作の物語は『FFVII』の7年前。

 ソルジャー・クラス2ndのザックスは、英雄になることを夢見て日々の任務にあたっている明るい青年。ザックスの先輩にはソルジャー・クラス1stのアンジール、英雄としてその名を轟かせていたセフィロスがいた。

 ある日、“ソルジャー大量失踪事件”が発生し、ザックスはその調査を命じられる。その調査を通じて英雄セフィロスやアンジール、そして独特な世界観を持つジェネシスなどソルジャー・クラス1stたちのおぞましい秘密が明らかになる――。

 ザックスといえば、『FFVII』ではクラウドの恩人として、悲運の最期が回想シーンとして描かれた人物。

 『FFVII リメイク』では回想シーンとも、それとは別の何かともとれるようなシーンがあり、来冬発売予定の『FFVII リバース』でも重要なキャクラターとのことで、今後のリメイクプロジェクトの世界観のカギを握りそうな人物なのだ。

【動画あり】『クライシス コア -FFVII- リユニオン』発売直前レビュー。オリジナル版らしさは残しつつ、遊びやすくアップデート。バスターソードを入手してからさらに爽快に! “熟練度”で愛着も
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ザックスといえば、『FFVII』のヒロインのひとりエアリスの想い人。エアリスの「デート1回」もザックスに影響を受けてのことのよう。このように『FFVII』に連なる要素もそこかしこに見受けられるのが本作の魅力のひとつ。
※画面右は『FFVII リメイク』のもの。
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バスターソードで“構え”と“強撃”がくり出せるようになり、熟練度も設定されて特別感がアップ

 本稿のつい1週間前のプレビュー記事でも書いた通り、本作は『FFVII』のリメイクシリーズの展開に合わせ、キャラクターの3DモデルやUIを一新し、フルボイスへの対応や音楽もリッチにアレンジされ、バトルの手触りもリメイクプロジェクト作品に寄せたHDリマスターとなっている。

 とくにバトルはテンポ感が上がり、操作は通常攻撃の“たたかう”が□ボタン、まほうやアビリティはL1ボタンを押しながら△、○、□、×、R1、R2ボタンのワンボタンで発動する。このお手軽操作のおかげでアクションゲームをプレイしているかのような操作感でプレイできるのだ。

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 さらに、本作では物語をある程度進み、ザックスがバスターソードを入手すると、本作から“構え”と“強撃”が使えるように。

 “構え”にはガード効果があり、敵の攻撃を防いだ後は“強撃”による反撃の一撃がくり出せるようになっており、爽快感もアップ。

 ザックスがクラウドのように(というか、クラウドがザックスのように、という表現のほうがしっくりくるが)“構え”と“強撃”を使える、というのも物語の背景を考えると納得といったところ。

 また、バスターソードには“熟練度”が設定され、“構え”からの“強撃”やアビリティを使うと熟練度が上昇し、熟練度が上がるとバトルに有利な効果を得られという。筆者のクリアー時の熟練度は1%程度(衝撃。低すぎて引くレベル)。熟練度を上げたい人は、“構え”からの攻撃を積極敵に使っていくといい。

 こうしたバスターソードを入手した後に要素が増えるというのは、バスターソードに特別感があっていいですな。

 加えて、ソルジャー・クラス1stに昇格してからは、リザルトボーナス(ある条件で敵を倒すとHPやMPなどが回復する)や、“たたかう”、もしくはアビリティで敵を倒した際にMP、APが少し回復するキルアスピルといった要素も追加され、2ndとは違ったワンランク上の待遇を受けられるようになっている。さすがソルジャー・クラス1st。

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ザックスの“構え”。

細かなアップデートも施され、バトルにストレスがほぼなくなった

 また、カメラアングルを動かせるようになったのもうれしいところ。

 アビリティは“たたかう”で連続攻撃した後ほど威力が高くなるなど、そうした要素を意識した立ち廻りもバトルのモチベーションになる。

 バトルの手触りはPSPのオリジナル版から大きく変わっているので、PSP版を体験済みの人もぜひ一度触れてみてほしい。

 バトルに負けても装備を調えてリトライできるようになり、リトライ開始地点もエンカウント時かセーブした場所かを選べるようになっている。エンカウント時からすぐに再戦できるのはミッションではとくにありがたかった。

運要素のあるD.M.Wの恩恵を受けるバトルに戦略的要素が追加

 『クライシス コア -FFVII-』のバトルの大きな特徴は、D.M.W(デジタル マインド ウェーブ)という運要素が絡んだシステム。

 D.M.Wとはバトル中に画面左上に表示されるリールが回るスロットのこと。リールはSPを消費して自動で回転と停止をくり返し、停止した際の絵柄や数字の揃いかたでMP消費0、物理無効、さらには無敵など、さまざまな効果が得られる。

 リールは自動で回転、停止するため、プレイヤーは何かをする必要はなく、バトルのテンポも妨げられない(リーチ演出はなくなった。一部、演出が入ることがあるがスキップ可能)。得られる恩恵はメリットしかなく、MP消費0になったら、まほうを連打したり、無敵になったら防御を考えることなく攻撃一辺倒できたりと、戦いかたに変化をもたされてくれる。

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 絵柄が揃ったときはリミットブレイクが発生し、絵柄に応じたリミット技(いわゆる必殺技)が発動できる。

 オリジナル版ではリミット技は自動で発動していたため、あまり効果的ではない場面で発動するときも多かったが、本作では任意のタイミングで発動できるように。さらに、発動時のイベント(敵の特殊技も同様)もスキップできるようになって、サクサクとバトルを進められるようになっている。

 さらに新たな要素として、強敵との戦闘では相手の特殊技発動時に“スキルパワーゲージ”が表示。ダメージを与えてゲージを削ることで特殊技の威力を軽減、もしくは発動自体を阻止できるようになっているのだ。この“スキルパワーゲージ”を削るためにリミット技をストックしておく、といった選択もいい。

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ケット・シーやチョコボなど、コミカルな演出のリミット技もあり。

自分でプレイしてきたからこそ倍増する切なさも

 そんなランダム要素のあるユニークなD.M.Wだけれど、これはザックスの内面を表したシステムとなっている。

 物語が進み、ザックスの感情が高ぶったときにその高ぶりがD.M.Wのリールの出目に影響してくるなど、物語との連動要素があるのがおもしろい。

 そしてそれは終盤の演出にも反映されるのだが、そこはプレイして確認にしてほしい。あの終盤の展開を見るだけでもプレイする価値があるし、動画や配信を見るだけでは不十分な、自分でプレイしてきたからこそ湧き上がる感情があそこにはある。

『FFVII』らしいミニゲーム、サブイベントも豊富

 ザックスといえばスクワット。そんなスクワットのミニゲームや、エアリスと花売りワゴンを作成するサブイベントも健在。

 サブイベントなどをこなしたり、その過程で『FFVII』の世界をより深く知ることもできるので、できる限りこなしておきたい。

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エアリス好みの香水を作るといったサブイベントも。

『クライシス コア -FFVII- リユニオン』をプレイすると『FFVII』の物語の印象も変わってくる

 クリアーしてみて感じたのは、リマスターにとどまらない手の入れようで、かなり快適に遊べる作品にアップデートされているということ。

 もちろんリマスターだけに、そのクオリティーは『FFVII リメイク』ほどではないものの、地続きの作品として違和感ないレベルにまでブラッシュアップされている。ジュノンやニブルヘイムといった、『FFVII リバース』でも登場するであろう場所の雰囲気も少し感じられるのもうれしい。

 物語やミッションなどに関してはオリジナル版を踏襲しているが(一部ミッションは、オリジナル版では宝箱に入っていたアイテムが、本作ではクリアー報酬になっている程度の変更はあり)、プレイアビリティの向上でクリアー後の印象はリマスター以上の満足感を味わえるはず。

 本作は物語を進めるだけだとバトルが不足しがちだが、それを補うようにミッションが豊富。そのミッションで召喚獣のマテリアも手に入るため、ミッションもある程度はこなす必要がある。加えて、マテリアを最終段階まで強化するには、ミッションをかなり周回する必要もある。ミッションはダンジョンの一部を切り取り、その範囲内で対象となるモンスターと戦うことのくり返しなため、単調になりがちだったが、移動にダッシュが追加され、バトルのテンポも上がったことで、サクサクとクリアーできる。

 しかも、フィールドでは方向キーの下を押すと自動でポーションを消費して素早くHPを満タンできたり、リザルトボーナスやキルアスピルも加わることで、バトル後ごといちいち回復アイテムを使う手間もほぼなくなったので、ミッションの周回もかなり捗るようになっている。

 物語だけを追うなら20~30時間、マテリア合成やミッションなどやり込み要素もあり、さらに長く遊べる本作。

 本作をプレイすると『FFVII』でよく目にしていたものが、じつはザックスに関係するものだとわかると(バスターソードがもともとはアンジールのもの当時は驚きだった)、『FFVII』の物語、登場するキャラクターたちへの思いもまた変わってくるはず。

 『FFVII リメイク』で『FFVII』に触れた人はもちろん、オリジナル版をプレイした人も印象はかなり変わると思うので、一度触れてみることをオススメしたい。

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『FFVII リバース』でザックスがどう描かれているのか注目したい。
※画面は『FFVII リバース』のもの。

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